AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」の意味です。
成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことです。思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなり、進行していくのが特徴です。細くて短い髪の毛が多くなり、全体として薄毛が目立つようになります。
AGAの人は全国で1,260万人、そのうち気にかけている人は800万人、何らかのケアを行ったことのある人は650万人といわれています。
AGAの原因
AGA(エージーエー)の脱毛部にはDHT(ジヒドロテストステロン)が高濃度にみられ、これがヘアサイクルの成長期を短くする原因物質と考えられています。成長期が短くなることにより、髪の毛が長く太く成長する前に抜けてしまいます。十分に育たない、細く短い髪の毛が多くなると全体としてうす毛が目立つようになります。
*DHTは5α-還元酵素という酵素によってテストステロンからつくられます。
AGAの特徴
AGA(エージーエー)は、短期間の間に一気に進行するわけではなく、抜け毛・うす毛がゆっくりと進行していきます。
また、額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなります。毛包が十分に成長しないため、髪の毛が太く長く育たないうちに抜けてしまいます。
AGAではヘアサイクルが短くなります
通常、健康な毛髪は男性の場合で成長期が2~5年と言われますが、AGAでは成長期の短縮が起こり、毛包のミニチュア化、硬毛の軟毛化が引き起こされます。
AGA(エージーエー)のヘアサイクルは成長期が短くなっています。
AGA治療法
当院では、抜け毛防止を目的としたAGA治療薬の処方を行っております。
これらは、AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を阻害することで、抜け毛を減らし、AGAの進行を抑制します。
AGA治療薬はテストステロンをDHTに変換する酵素(5α-還元酵素)を阻害します。